「NotebookLMに資料を読み込ませようとしたら、いきなり『ソースが空です』と出て先に進めない」

初めてNotebookLMを触った日に、こんな壁にぶつかっていませんか。仕事の議事録やマニュアルを整理しようと意気込んだのに、最初の一歩で止まってしまうと、正直かなり心が折れます。

結論から言うと、このエラーのほとんどはあなたの操作ミスではありません。原因はかなりはっきりしていて、ソースにしようとしたPDFが「画像だけで文字情報を持っていない」ケースが大半を占めています。それ以外にも、ファイルサイズや対応形式、共有設定などいくつかの定番パターンがあり、原因さえ分かればほとんどが数分で対処できるものばかりです。

この記事では、「ソースが空です」をはじめとするNotebookLMのよくあるエラーを原因別に整理し、今すぐ試せる対処法を1つずつ解説します。あわせて、読み込めたはずなのに「情報が見つかりませんでした」と返ってくる不安の正体や、そもそも何に使うツールなのか迷っている人向けの整理もまとめました。

「ソースが空です」の正体、実は深刻な話ではありません

NotebookLMに論文や資料のPDFを読み込ませたとき、「ソースが空です。」という表示が出て先に進めなくなることがあります。エラーメッセージだけを見ると、まるでNotebookLM側の不具合のように感じてしまうかもしれません。

ただ、実際に多くの人がつまずいている原因は1つに集約されます。読み込ませたPDFが画像だけで構成されていて、文字として認識できる情報を持っていないケースです。紙の資料をスキャンしただけのPDFや、Webページをスクリーンショットして保存したPDFがこれにあたります。人の目には文字が見えていても、システム側からするとただの写真の集まりに映ってしまうわけです。

YU人
YU人
え待って、じゃあ有料プランに変えれば直るとかそういうこと?
とりじん
とりじん
実はお金の問題じゃないんです。原因はPDFの中身なので、プランを変えても直らないケースがほとんどですよ。

厄介なのは、エラーメッセージがそっけなく「ソースが空です」としか表示されないことです。原因が1つに絞れていれば対処のしようがありますが、初めて触る人からすると、画像PDFのせいなのか、通信の一時的な不調なのか、それとも自分のアカウント設定がおかしいのか、判断のしようがありません。だからこそ、原因を思い込みで決めつけず、順番にチェックしていくことが結局いちばんの近道になります。

ここから先は、原因ごとに切り分けながら1つずつ対処法を見ていきます。まずは3秒でできる簡単なチェックから始めましょう。

まず3秒でできる原因切り分けチェックリスト

「ソースを追加できませんでした」という表示だけでは、正直どこが悪いのか見当がつきません。まずは以下の3点を順番に確認してみてください。原因の大半はこの中に含まれています。

  • ①PDFを開いて、文章の一部をドラッグして選択できるか確認する(選択できなければ画像PDFの可能性が高い)
  • ②ファイルのページ数とおおよそのファイルサイズを確認する
  • ③ファイルの拡張子が、そもそも対応している形式かどうか確認する

この3ステップで大まかな原因の見当がついたら、次の章から該当する対処法を探してみてください。意外とシンプルな原因だった、ということも多いので、身構えすぎなくて大丈夫です!

ちなみに、①〜③をすべて確認しても特に問題が見当たらないのに読み込めない、というケースもゼロではありません。その場合は一時的な通信の不調や、システム側の混雑が原因のこともあるので、数分待ってから同じ操作をやり直してみるだけで解決することもあります。すぐに「自分のやり方が間違っている」と決めつけないことも、地味に大切な心構えです。

原因1:画像PDF(スキャン・スクショ由来)への対処法

チェックリストで「文字を選択できなかった」場合、そのPDFは画像として保存されています。これを解決するには、文字を認識できる状態に作り直す必要があります。

もっとも手軽なのは、PDFをいったんGoogleドライブにアップロードし、Googleドキュメントとして開き直す方法です。この過程で自動的に文字認識(OCR)が働き、画像の中の文字がテキストとして扱われるようになります。完璧に読み取れるとは限りませんが、まったく読み込めない状態よりはずっと前進します。

もう1つの回避策は、PDFのままアップロードするのではなく、元になったWebページのURLをそのままソースとして指定する方法です。スクリーンショットの元ネタがWebページなら、こちらの方が確実で手間もかかりません。

それでも読み込めない場合は、一度PDFを印刷ダイアログから「PDFとして保存」し直してみてください。作り直す過程で、エラーの原因になっていた古い設定がリセットされることがあります。

正直なところ、OCR処理は完璧ではありません。手書きの文字や、レイアウトが複雑な資料は、変換したあとも誤字が混ざることがあります。何十ページもある資料をすべて手作業で読み直すのは現実的ではないので、重要な箇所だけ変換後の内容を見比べる、くらいの気持ちで取り組むのがちょうどいいと思います。時間をかければ必ず綺麗になる、というものではない点は正直にお伝えしておきます。

オフィスに置かれた複合機・スキャナー

原因2:ファイルサイズ・文字数の上限オーバー

「200MBもないのに大きすぎて取り込めません、と言われる」という声もよく見かけます。これは容量そのものより、ソース1件あたりの文字数(語数)の上限に引っかかっているケースがほとんどです。公式ヘルプによると、1つのソースにつき最大50万語、または200MBまでという上限が設けられています(執筆時点。無料プランと有料プランで共通の上限です)。

YU人
YU人
200MBもないのに大きすぎるって出るのが謎すぎるんだけど
とりじん
とりじん
サイズよりも中の文字数が引っかかっていることが多いんです。長い資料は分けてみてください。

対処法はシンプルで、長い資料は章やセクションごとに分割してから、複数のファイルとしてアップロードします。図や写真が大量に埋め込まれていて重いPDFの場合は、テキスト部分だけを抜き出して別ファイルにするのも有効です。

目安としては、100ページを超えるような分厚いマニュアルや、何年分もの議事録を1つのファイルにまとめたようなものは要注意です。「読み込ませたい気持ち」と「実際に扱える量」が食い違いやすいので、最初から章単位・月単位で分けてアップロードする癖をつけておくと、あとからのエラー対応にも振り回されにくくなります。

原因3:そもそも対応していない形式を使っている

NotebookLMが直接読み込めるソースの種類は、執筆時点でPDF・Word(.docx)・PowerPoint(.pptx)・CSV・テキスト(.txt)・Markdown・ePub・画像ファイル(jpg/png/webpなど)・Googleドキュメント/スライド/スプレッドシート・音声ファイル・Web URL・YouTube URLと、かなり幅広くカバーされています(仕様は変わることがあるので、確実な情報は公式ヘルプで確認してください)。

ただしExcel(.xlsx)は、この一覧には含まれていません。Excelの数値データを扱いたい場合は、CSV形式で書き出すか、Googleスプレッドシートにコピーしてから読み込ませると通りやすくなります。

「対応形式は広いはずなのに読み込めない」という場合は、形式そのものより中身の問題であることが多いです。公式ヘルプでも「画像の種類によってはうまく扱えないことがある」と案内されており、極端に解像度が低い画像や、コピー保護がかかったPDFなどは、対応形式であっても読み込みに失敗することがあります。

原因4:「ソースの上限に達しました」と出る場合

1つのノートブックに詰め込みすぎると、「このノートブックは、ソースの上限に達しました」という表示が出ることがあります。公式ヘルプによると、無料プランは1ノートブックにつき50ソースまで、Pro版では300ソースまでという上限が設けられています(執筆時点の数値です。仕様は変わることがあるので、最新の情報は公式ヘルプで確認してください)。

対処法は大きく2つです。1つは、もう使わなくなった古いソースを整理して削除し、枠を空ける方法。もう1つは、テーマごとにノートブックそのものを分けてしまう方法です。「議事録用」「マニュアル用」のように用途を分けておくと、あとから見返すときにも探しやすくなります。整理しておくだけで、次に同じエラーに出会う確率もぐっと減らせます!

パソコンとコーヒーが置かれたシンプルなデスク周り

原因5:Googleドキュメントを選んだら403エラーになる

ソースとしてGoogleドキュメントやGoogleスライドを選んだ瞬間に、403エラーが表示されて先に進めないことがあります。これは多くの場合、権限や共有設定が原因です。

まず、そのファイルを普段使っているGoogleアカウントで直接開けるか確認してみてください。開けない、あるいは「閲覧権限がありません」と表示される場合は、ファイルの共有設定側に問題があります。会社のGoogle Workspaceを使っている場合は、組織の管理者が外部共有やアプリ連携を制限しているケースもあるので、心当たりがあれば情報システム担当に確認してみるのも手です。

個人のGoogleアカウントとは別に、会社用のアカウントを複数持っている人も少なくないと思います。403エラーが出たときは、いま自分がNotebookLMにログインしているアカウントと、ファイルを持っているアカウントが本当に同じかどうかも、あわせて確認してみてください。案外ここがずれているだけ、ということも珍しくありません。

※AIとのやり取りが誰にどこまで見られる可能性があるのか気になる方は、〈AIとの会話は他人に見られるのか〉でも共有設定の考え方をまとめています。

会員制サイトや複雑なレイアウトのURLが読み込めないとき

ログインが必要な会員制サイトや、動きの多いリッチなWebページは、URLとしてそのまま読み込ませてもうまくいかないことがあります。ページの中身を取得する仕組み上、ログインの壁を越えられないためです。

図解や表が多く、テキストがあちこちに散らばっているPDFも同様に苦手な傾向があります。読む順番を誤って認識してしまったり、複雑な表の処理に時間がかかりすぎて途中で止まってしまったりすることがあるためです。こうした資料は、該当箇所のテキストだけを手作業でコピーし、直接貼り付けてソースにする方が確実です。少し手間はかかりますが、結果的に一番早いこともあります。

会員制サイトについては、ログインしないと読めないという性質上、NotebookLM側にログイン情報を渡す機能そのものが用意されていません。セキュリティの観点からは自然な制限なので、「読み込めないのはおかしい」と粘りすぎず、テキストをコピーする方向に早めに切り替えるのがストレスを減らすコツです。

インフォグラフィックやスライドが「生成できませんでした」というとき

NotebookLMには、読み込んだ資料をもとにインフォグラフィックやスライドを自動生成する機能もあります。ただこの機能は、元になるソースの状態に強く左右されます。ソース側にエラーが残ったままだと、生成そのものが失敗しやすくなるようです。

この記事で紹介した原因1〜5を先に解消し、ソースが正常に読み込まれた状態にしてから、あらためて生成を試してみてください。それでも失敗する場合は、一時的に混み合っている可能性もあるので、少し時間を置いてから再度試すのが現実的な対処になります(生成系の機能名や挙動は変わりやすいため、この記述は執筆時点のものとしてご理解ください)。

個人的には、こうした自動生成系の機能はまだ発展途上の部分があると感じています。一発で完璧なスライドが出てくることを期待しすぎず、「たたき台をもらえたらラッキー」くらいの温度感で使うと、失敗したときのガッカリ感も小さくて済みます。うまくいかなかった原因を毎回全部つきとめようとせず、ソースの整理さえできていれば、時間を置いて再挑戦する方が結果的に早いことも多いです。

読み込めたのに「情報が見つかりませんでした」と言われる不安

ここまでの対処法でソースが無事に読み込めても、今度は質問に対して「情報が見つかりませんでした」と返されてしまうことがあります。せっかく資料を用意したのに、と落ち込んでしまう気持ちはよく分かります。

YU人
YU人
せっかく読み込ませたのに「情報がありません」って言われて心が折れたんだけど!
とりじん
とりじん
それ、故障じゃないんです。ソースに書かれていないことには答えない、という仕組みなんですよ。

NotebookLMは、あらかじめ与えられたソースの中身だけをもとに回答を組み立てる設計になっています。ソースに書かれていない内容や、質問の言葉づかいが資料の表現と大きく違う場合には、あえて「情報が見つかりませんでした」と答えるようにできているのです。これは壊れているのではなく、資料にない情報を勝手に作り出さないための仕様だと考えると納得できます。

対処法としては、質問の言葉をできるだけソース内の表現に近づけてみることです。たとえば資料内で「経費精算」という言葉が使われているなら、こちらも「精算」ではなく「経費精算」という言葉で質問してみると、ヒットしやすくなります。抽象的な聞き方で情報が見つからないときは、資料の目次や見出しをざっと眺めて、実際に使われている単語を拾ってから質問し直すと、驚くほどあっさり答えが返ってくることがあります。

質問の言葉選びに迷ったときは〈プロンプトの作り方と黄金テンプレート〉も参考にしてみてください。

ノートパソコンのキーボードを操作する手元

そもそも何に使うツールなのか迷う人へ

ここまでエラー対処を中心に書いてきましたが、そもそも「NotebookLMを何のために使えばいいのか分からない」という声も少なくありません。ChatGPTやGeminiを既に契約しているのに、使い分けが分からず宝の持ち腐れになっている、という相談も見かけます。

NotebookLMは、自分が与えた資料の中身だけを専門に扱う”専属アシスタント”のような立ち位置です。ChatGPTやClaudeのような汎用のAIチャットが、世の中の幅広い知識をもとに答えてくれるのに対して、NotebookLMはあくまで手元の資料に忠実に答えることを重視しています。議事録の要点整理や、分厚いマニュアルから必要な箇所だけを探し出す作業に向いているのはこのためです。

私自身も普段からChatGPTやClaudeを日常的に使っていて、体調管理の記録整理や献立のアイデア出しを手伝ってもらっています。同じ「AIに相談する」でも、手元の特定の資料だけをもとに正確に答えてほしい場面ではNotebookLM、幅広い相談や雑談も含めて頼りたい場面では汎用のAIチャット、というように場面で使い分けるのが実感として一番しっくりきています。

具体的な使いどころとしては、次のような場面がよく挙げられます。長い会議の議事録から決定事項だけを抜き出したいとき、複数のマニュアルを横断して「この手続きはどこに書いてあったか」を探したいとき、専門的な論文や資料を自分の言葉で言い換えてもらいたいときなどです。逆に、資料に書かれていない一般的な知識やアイデア出しを期待する場面には向いていません。この向き不向きを最初に把握しておくだけで、「使いこなせない」と感じる場面はかなり減るはずです!

ChatGPT・Claude・Geminiなど他のAIとの使い分け全体を整理したい方は〈初心者向け生成AI徹底比較〉もあわせてどうぞ。

ノートに書き込みながらパソコンの資料を確認する男性

直しても直らないときの最終手段

ここまでの原因を一通り試してもまだ解決しない、ということもあると思います。そんなときは、無理に同じ操作を何度も繰り返さないようにしてください。

YU人
YU人
もう全部の原因を試したのに直らないんだけど、どうすればいい?
とりじん
とりじん
そういうときは一度シンプルな構成のノートブックを作り直してみるのも手ですよ。

具体的には、いったん新しいノートブックを作り、まずは1つの短いテキストファイルだけを追加して正常に動くか確認してみます。ここで問題なく動くなら、原因は元のノートブック側の設定やソースの組み合わせにある可能性が高いです。それでも改善しない場合は、公式のヘルプセンターやフィードバック送信の機能を使って報告するという手段も用意されています。焦って同じボタンを連打するより、一度落ち着いて環境をリセットする方が、結果的に早く解決することが多いです。

また、ブラウザの拡張機能やキャッシュが影響していることも意外とあります。別のブラウザや、シークレットウィンドウで同じ操作を試してみると、実は環境側の問題だったと分かるケースもあります。原因がソースそのものにあるのか、それとも自分の環境にあるのかを切り分けるだけでも、次に何を試せばいいかがぐっと見えやすくなります。

よくある質問

NotebookLMは無料でも使えますか?

執筆時点では、無料プランでも基本的な機能を試すことができます。ただし取り込めるソースの数や、生成できる音声概要の回数には上限があります。本格的に業務で使う場合は、有料プランの範囲も公式サイトで確認しておくと安心です。

読み込んだ資料の内容は他の人に見られませんか?

自分で招待していない相手には基本的に共有されません。ただし社内のGoogle Workspaceで管理者が閲覧権限を設定している場合は別です。心配な方は共有設定の見直し方をまとめた別記事も参考にしてください。

スマホからでもソースを追加できますか?

スマホアプリやブラウザからも資料の追加や質問は可能です。ただし複雑なレイアウトのPDFを整えたり、ファイルを分割したりする作業は、画面の大きいパソコンの方がやりやすいと感じます。

何度もエラーが出るとアカウントに悪影響がありますか?

エラーが出ること自体でアカウントが制限されるようなことはありません。ただし短時間に同じ操作を繰り返すと、一時的に反応が遅くなることがあります。うまくいかないときは、少し時間を置いてから試すのがおすすめです。

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まとめ

NotebookLMのエラーの多くは、画像PDF・ファイルサイズ・対応形式・ソース上限のどれかに集約されます。「ソースが空です」と表示されても、それはあなたの操作が間違っているサインではなく、資料の作り方を少し調整すれば解決できるサインだと捉えてみてください。

今回紹介したチェックリストに沿って1つずつ原因を潰していけば、多くのケースは解決できるはずです。それでも直らないときは、無理をせず新しいノートブックで最小構成から試す、という選択肢もあることを覚えておいてもらえたらと思います。

エラーメッセージだけを見ていると、自分の使い方が悪いのかと不安になりがちですが、実際には資料側の作り方を少し整えるだけで解決することがほとんどです。焦らず、原因を1つずつ確認しながら進めてもらえたらと思います。

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