「ChatGPTに旅行プランを作ってもらったのに、営業時間が間違いだった」。行ってみたら定休日でシャッターが下りていた、目当てのお店がそもそも見つからなかった。そんな話を聞くと、次の家族旅行でAIを使うのがちょっと怖くなりますよね。

先に結論です。ChatGPTの旅行プランは「下書きのしおり」として使い、営業時間・定休日・年末年始の3点だけは、1スポットずつ自分で確かめてから清書する。これだけで「着いたら閉まっていた」はぐっと減らせます!

この記事で分かることは次の3つです。

  • AIの旅行プランで営業時間がずれる原因3つ(調査の数字と、OpenAI公式ヘルプの注意書きから)
  • コピペで使える「外れにくい頼み方」のプロンプト2つ
  • 出てきたプランを確かめる「3つのハンコ」と、確かめる場所の順番

年末年始や冬休みの旅行を、ChatGPTの無料版で計画している人を想定して書きました。情報は2026年10月時点のものです。

Contents
  1. 「AIのプランどおり行ったら閉まってた」は実際に起きている
  2. 結論:ChatGPTの旅行プランは下書き、営業時間は3つのハンコで確かめる
  3. 調査ではどのくらい外れた?100本の旅程を調べた結果
  4. 今のChatGPTは検索できる、それでも公式が注意していること
  5. 営業時間がずれる原因3つ
  6. 外れない頼み方① 出典URLと「確認できなかった」を書かせる
  7. 外れない頼み方② 確認欄つきの表で出させる
  8. ハンコ① そのお店・施設はまだある?
  9. ハンコ② その日・その時間に開いている?
  10. ハンコ③ 年末年始・連休は特別営業になっていない?
  11. 確かめる場所はこの順番:公式サイト→公式SNS→電話→地図アプリ
  12. 子連れ旅で外れても困らない「第2候補」の頼み方
  13. 無料版でも検索できる?回数の上限は?
  14. AIに任せていいこと・任せないこと
  15. やりがちな失敗4つ
  16. よくある質問
  17. 旅先での確認に:持ち歩きやすいモバイルバッテリー(PR)
  18. まとめ

「AIのプランどおり行ったら閉まってた」は実際に起きている

世界地図を背景にスマホを操作する手

AIの旅行プランが外れた話は、ネットのうわさだけではありません。報道や調査で記録に残っている例を3つ紹介します。

1つ目は北海道新聞の記事(2023年9月4日)です。記者がChatGPTに札幌で人気のラーメン店を5店聞いたところ、そのうち1店は示された場所に実際に行っても見つからなかったそうです。AIが「実在しない店」をもっともらしく答えてしまった例です。

2つ目は、Forbes JAPANが2026年4月1日に掲載した記事です。旅行保険会社の研究者がChatGPT・Gemini・GoogleのAIモードにスイス旅行の計画を立てさせたところ、実在しないレストランが入っていたり、レストランの営業時間や予約の取りにくさが抜けていたりした、という内容です。比較的最近の検証でも、こうした抜けは起きているわけです。

3つ目は、イギリスのマーケティング会社が2024年に公表した調査です。ChatGPTに作らせた旅程の半分以上で「営業時間外に訪れる」予定が入っていた、という結果でした。この調査は数字が細かいので、あとの見出しで詳しく見ます。

共通しているのは、どれも旅程の見た目はきれいに整っていること。だからこそ、つい信じてそのまま出かけてしまいます。

結論:ChatGPTの旅行プランは下書き、営業時間は3つのハンコで確かめる

ChatGPTの旅行プランで営業時間が間違いになるのを防ぐコツは、AIの答えを「完成品」ではなく「下書き」として扱うことです。小学校の遠足のしおりを思い出してください。先生が下書きを作り、確認が済んだものだけを清書して配りますよね。旅行プランも同じ流れにします。

下書きの各スポットに、次の3つのハンコを押していきます。

ハンコ確かめること防げる失敗
① まだある?お店・施設が今も営業しているか閉店・移転していた
② その日・その時間に開いている?定休日・営業時間・最終入場・ラストオーダー定休日だった、着いたら受付終了
③ 年末年始は特別?連休・年末年始の特別営業や休業普段は開いているのに、その日だけ休み

AIには「候補を出す」「回る順番の叩き台を作る」「確認用の表を作る」ところまでを任せ、ハンコを押す作業だけは人がやる。この分担がいちばん楽で、外れにくい方法です。

YU人
YU人
AIって、そんなに営業時間を間違えるものなの?
とりじん
とりじん
少し前の調査だと結構外れてたよ。今は検索できるようになったけど、数字は時点に注意して見てね

どれくらい外れたのかは、調査の数字を見ると具体的に分かります。ただし、いつ・誰が・どうやって調べた数字なのかをセットで見ることが大切です。

調査ではどのくらい外れた?100本の旅程を調べた結果

ここで紹介するのは、イギリスの旅行業界向けマーケティング会社north9(旧SEO Travel)が公表した調査です。同社のページには「Published on 08/04/24」とあり、イギリス式の日付表記なら2024年4月8日。旅行業界ニュースサイトのTravolutionも2024年5月10日にこの調査を「SEO Travel」の調査として報じました。この記事では「2024年春の調査」と書きます。

調査の方法はこうです。世界の人気都市10か所(東京を含む)について、2日間の旅程をChatGPTに作らせ、その中身を手作業で1本ずつ確認したもの。調査ページの本文では合計100本の旅程とされています。なお、どのバージョンのChatGPTを使ったかは書かれていません。

north9の調査ページによると、旅程の90%に少なくとも1つの誤りがあったそうです。誤りの中身を割合の大きい順に並べると、次のグラフのようになります。

ChatGPTの旅程100本で見つかった誤り(2024年の調査)営業時間外の訪問を提案52%ミシュラン星付き店を含む30%回る順番が非効率25%閉店した店・施設を提案24%
出典:north9(旧SEO Travel)「ai-travel-itineraries」(ページ表記 Published on 08/04/24、2024年春公表)。世界の10都市について2日間の旅程をChatGPTに作らせ、手作業で確認した結果。使ったChatGPTのバージョンは記載なし。今のChatGPTの正確さを示す数字ではありません。

グラフから読み取れるいちばんのポイントは、「営業時間外に訪れる予定が入っていた」旅程が52%と、2本に1本を超えていたこと。閉店したお店や施設を勧めた旅程も24%で、およそ4本に1本でした(いずれもnorth9の調査ページ、2024年春公表)。

ただし、この数字は今のChatGPTにそのまま当てはまるものではありません。調査は2024年春のもので、使ったバージョンも分からないうえ、当時は今のようにウェブ検索で最新情報を調べてから答える使い方が一般的ではなかった可能性があります。「今も9割外れる」という話ではなく、「AIは営業時間や閉店のような変わりやすい情報でつまずきやすい」という傾向を知るための材料として受け取ってください。

一方で、上で紹介したForbes JAPANの記事(2026年4月掲載)のように、比較的新しい検証でも営業時間の抜けや実在しない店は見つかりました。傾向そのものは、今も気にしておいたほうがよさそうです。

今のChatGPTは検索できる、それでも公式が注意していること

今のChatGPTは、質問に応じてウェブを検索し、最新の情報を調べてから答えられます。OpenAIのヘルプページ「Searching the web with ChatGPT」(2026年10月19日確認)によると、ウェブ検索は無料版(Free)を含む各プランで使え、ログインしていない人でも使えるとされています。

検索を使った回答には、情報元へのリンク(引用)が付くことがあります。引用を選ぶと元のページが開き、「Sources(出典)」の欄では使われた情報元をまとめて見られる、という説明です。

大事なのはその先です。同じヘルプページには、検索結果や引用は不完全だったり、古かったり、間違っていたりすることがあるとの一文があります。そのうえで、引用元を開いて答えを裏付けているか確かめること、公開日や更新日を見ること、正確さが大事なときは信頼できる情報源を使うこと、を勧めています。

YU人
YU人
出典のリンクが付いてるなら、もう安心じゃない?
とりじん
とりじん
公式ヘルプ自身が「古いことがある」と書いてるんだ。リンクを開いて中身を見るまでがセットだよ

つまり、出典が付いていること自体は安心材料になりません。リンク先が去年のまとめ記事だったり、営業時間が変わる前の口コミだったりすれば、AIの答えも古いまま。出典を開いて「いつの情報か」を見るところまでやって、初めて確認したことになります。

営業時間がずれる原因3つ

レースのカーテンの前に掛かった「Sorry we're closed」の赤い札

なぜAIの旅行プランは営業時間でつまずくのか。上の調査とOpenAIの注意書きから、原因は大きく3つに分けられます。

原因① 情報が変わったあとの姿を知らない

お店や施設は、閉店・移転・営業時間の変更が意外と頻繁に起きます。AIが古い情報をもとに答えると、もう存在しない店や、前の営業時間がそのまま出てきます。2024年春の調査で「閉店した店・施設を勧めた」旅程が24%あったのは、この原因の分かりやすい例です。

AIが「今日」や「最近の変化」に弱いのは、旅行に限った話ではありません。日付をめぐる似たような食い違いについては、Geminiが今日の日付を間違える原因と直し方でも取り上げました。

原因② 検索しても、拾うのが公式とは限らない

ウェブ検索ができても、AIが参考にするページが公式サイトとは限りません。口コミサイト、個人のブログ、数年前のまとめ記事。そうしたページに古い営業時間が残っていれば、AIはそれをもとに答えます。OpenAIのヘルプが「出典を開いて更新日を見る」ことを勧めているのも、この点を踏まえたものだと読めます。

原因③ 臨時休業・季節営業・年末年始は直前に決まる

臨時休業や冬季休業、年末年始の特別営業は、直前になってお知らせが出ることも少なくありません。通常の営業時間はネット上にたくさん載っていても、「この年の12月31日だけ短縮営業」のような情報は、公式サイトのお知らせ欄や公式SNSにしか出ていないことがあります。AIの答えがいちばん外れやすいのは、まさにこの部分です。

外れない頼み方① 出典URLと「確認できなかった」を書かせる

AIに頼むときの工夫だけでも、確認の手間はかなり減らせます。ポイントは2つ。情報の出どころを書かせることと、分からないものは「分からない」と書かせることです。

AIは聞かれたことに何とか答えようとするので、営業時間が見つからなくても、それらしい時間を埋めてしまうことがあります。最初から「確認できなければ未確認と書いて」と伝えておけば、どこを自分で調べればいいかがひと目で分かります。

コピーして、地名や日付を書き換えて使ってください。

〇〇(地名)で、12月〇日(〇曜日)〜〇日に、小学生の子ども2人を連れて1泊2日で回るプランを作ってください。 条件: ・ウェブ検索を使い、各スポットの営業時間と定休日は、できるだけ公式サイトで調べてください ・各スポットに、情報を確認したページのURLを付けてください ・公式サイトで確認できなかった営業時間は、推測で埋めずに「未確認」と書いてください ・年末年始の特別営業・休業の情報があれば、それも書いてください

出てきた答えで「未確認」になっている場所が、自分で調べる優先順位の高いスポットです。もし出典がまとめサイトばかりなら、「〇〇の公式サイトだけを見て、営業時間をもう一度調べて」と頼み直すのも手。OpenAIのヘルプでも、結果がおかしいときは情報源・日付・場所を指定して検索し直すよう勧めています。

プロンプトの組み立て方そのものに自信がない場合は、生成AIへの頼み方の基本と黄金テンプレートから読むと、条件の書き方のコツがつかめます。

YU人
YU人
結局、全部自分で調べるなら、AIっていらなくない?
とりじん
とりじん
候補を出すのと表を作るのはAIの得意分野。人は「確かめる欄」を埋めるだけでいいんだ

外れない頼み方② 確認欄つきの表で出させる

ゼロから行き先を探すのと、AIが作った表の空欄を埋めていくのとでは、手間がまるで違います。そこで、プランを文章ではなく「確認欄つきの表」で出してもらいましょう。最後の列を空欄にしておき、自分で確かめたらそこに日付を書き込む、という使い方です。

今のプランを、次の列の表にしてください。 列:訪れる日時/スポット名/AIが調べた営業時間/定休日/最終入場またはラストオーダー/年末年始の特別営業/情報元のURL/自分で確認(空欄のまま) ・分からない欄は「未確認」と書いてください ・「自分で確認」の列は空欄のままにしてください

表にすると、ぱっと見ただけで「未確認」の欄が浮かび上がります。スマホのメモやスプレッドシートに貼っておけば、家族で共有するのもかんたんです。

この表が、次から紹介する3つのハンコを押していく台紙になります。

ハンコ① そのお店・施設はまだある?

最初に確かめるのは、そもそもそのお店や施設が今も営業しているかどうか。北海道新聞の記事のように、AIが挙げた店が実在しなかったという例もあるので、ここは飛ばせません!

確かめ方はシンプルです。

  • 公式サイトが開けるか:表の「情報元のURL」が公式サイトなら開いてみる。ページが消えている、長く更新されていない、といった場合は要注意
  • お知らせ欄を見る:閉店・移転・リニューアルのお知らせが出ていないか
  • 地図アプリの情報を見る:Googleマップのヘルプによると、利用者は閉業している場所を「閉業」として報告できる仕組みです。ただし報告は審査を経て反映されるため、地図だけで判断せず公式の情報と合わせて見る

公式サイトが見つからない個人店なら、地図アプリの最近の口コミや写真の日付も手がかりになります。最近の投稿が多ければ、営業している可能性は高めです。

ハンコ② その日・その時間に開いている?

ガラス扉に掛かった「OPEN」の札

お店があると分かったら、次は「行く予定の日時に開いているか」。2024年春の調査で最も多かった誤りがこれでした。確かめるときは、次の4つを分けて見るのがコツです。

見る項目見落としやすい点
定休日「祝日の場合は翌日休み」のような振替がある
営業時間平日と土日・祝日で時間が違うことがある
最終入場閉館時間より前に受付が終わる施設が多い
ラストオーダー閉店時間ぎりぎりに着くと注文できない

特に子連れ旅で困るのが、最終入場とラストオーダー。AIのプランで「16時着」となっていても、受付がその前に終わっていれば入れません。表の「最終入場またはラストオーダー」の欄が「未確認」のままなら、公式サイトのアクセス・料金のページを見て埋めておきましょう。

曜日もしっかり見てください。AIに日付だけ伝えると、曜日を取り違えたまま定休日を判断してしまうことがあります。プロンプトに「12月〇日(〇曜日)」と曜日まで書いておくと安心です。

YU人
YU人
年末年始って、普段の営業時間とそんなに違うの?
とりじん
とりじん
特別営業やお休みが集中する時期なんだ。AIのプランがいちばん外れやすいのはここだよ

ハンコ③ 年末年始・連休は特別営業になっていない?

クリスマスの飾りやプレゼントに囲まれた「Sorry we're closed」の黒板

最後のハンコが、年末年始や連休の特別営業です。年末年始は、休業する施設、営業時間を短くするお店、逆に初詣客向けに早く開けるお店と、対応がばらばら!通常の営業時間がネットにたくさん載っていても、その年の特別営業は別に告知されることが多いので、AIの答えがずれやすくなります。

確かめるときの優先順位は次のとおりです。

  1. 公式サイトの「お知らせ」「ニュース」欄:「年末年始の営業について」のような告知が出ていないか
  2. 公式SNS:直前の臨時休業や混雑による受付終了は、SNSで先に告知されることもある
  3. 電話:どうしても分からないときは、営業時間内に問い合わせるのが確実

告知の時期は施設によってばらばらなので、旅行の前日にもう一度見直すのがおすすめ。「たぶん開いているだろう」で決めず、1か所ずつ確認してください。

確かめる場所はこの順番:公式サイト→公式SNS→電話→地図アプリ

3つのハンコを押すとき、どこを見るかの順番も決めておくと迷いません。おすすめは公式サイト→公式SNS→電話→地図アプリの順です。

順番確かめる場所向いていること
1公式サイト営業時間・定休日・最終入場・年末年始のお知らせ
2公式SNS臨時休業や当日の受付終了など、直前の情報
3電話ネットに情報がない個人店、特別営業の確認
4地図アプリ場所・移動時間、最近の口コミや写真

地図アプリを最後にしたのには理由があります。Googleマップのヘルプ「Google マップで場所の情報を編集する」(2026年10月19日確認)によると、利用者は場所の情報について「情報の修正を提案」でき、曜日ごとの営業時間を追加・編集・報告できる仕組みです。提案された編集は審査されるとされていますが、反映までに時間がかかることもあるそうです。

みんなで情報を更新できる便利な仕組みである一方、お店自身が出している情報とは限りません。地図アプリの営業時間は「目安」として使い、公式サイトの情報と食い違っていたら公式を優先する、と決めておくと安心です。

子連れ旅で外れても困らない「第2候補」の頼み方

どれだけ確かめても、当日の臨時休業や満席は防ぎきれません。子どもが楽しみにしていた場所が閉まっていると、そこから先の空気まで重くなりがち。そこで、プランを作る段階で第2候補も一緒に出してもらいましょう。

プランの各スポットについて、もし閉まっていた場合の代わりを、近くから1つずつ挙げてください。 ・子どもが楽しめる場所を優先してください ・雨の日でも行ける屋内の候補も、1日につき1つ入れてください ・代わりの候補にも、営業時間と情報元のURLを付けてください

第2候補にも3つのハンコが必要です。とはいえ、本命ほど細かく見なくても、「その日に開いているか」だけ確かめておけば十分役に立ちます。現地で慌てて検索するより、ずっと落ち着いて動けるはずです。

無料版でも検索できる?回数の上限は?

「ちゃんと調べてもらうには有料プランが必要?」と気になる人もいるでしょう。OpenAIのヘルプ「Searching the web with ChatGPT」(2026年10月19日確認)によると、ウェブ検索は無料版(Free)でも使えます。検索はChatGPTのサイトのほか、パソコン用・スマホ用のアプリでも使えるとされています。

ただし、検索はプランごとの利用上限の範囲内で使う仕組みです。具体的な回数はプランや時期で変わるため、ここでは書きません。上限に達すると検索できなくなることがあるので、旅行プランを作るときは条件をまとめて1回で伝えるほうが無駄がありません。

旅行の計画くらいなら、まずは無料版で試してみれば十分です!ほかのAIも含めて有料にするか迷っているなら、3大生成AIのどれに課金するかの選び方が判断の助けになります。

AIに任せていいこと・任せないこと

ここまでの話を、任せていいこと・任せないことの表に整理します。

AIに任せていいこと自分で確定させること
行き先の候補出し営業時間・定休日・最終入場
回る順番の叩き台料金・入場券の有無
確認用の表づくり予約が必要かどうか、予約そのもの
持ち物リスト・雨の日案移動にかかる時間

移動時間も、意外と見落としやすいポイントです。2024年春のnorth9の調査では、回る順番が非効率で行ったり来たりが必要になる旅程が25%ありました。AIが組んだ順番は、地図アプリで実際のルートと所要時間を確かめてから決めましょう。レンタカーなら駐車場の場所、電車なら本数も合わせて見ておくと安心です。

AIの答えを一次情報で確かめるという考え方は、旅行だけでなく、登山や健康、お金の話でも同じです。より広い場面での確かめ方は、AIの誤答を一次情報で確認する対処法にまとめました。

やりがちな失敗4つ

最後に、AIで旅行プランを作るときにやりがちな失敗を4つ挙げておきます。

1. 出典を開かずに信じる
リンクが付いていると、それだけで正しい気がしてしまいます。でも、リンク先が数年前の記事なら情報も数年前のまま。開いて日付を見るところまでがセットです。

2. 「定休日なし」をそのまま信じる
AIが定休日の欄を「なし」と書いていても、本当に休みがないとは限りません。不定休のお店や、年末年始だけ休む施設もあります。「なし」も「未確認」と同じ扱いで、公式サイトで確かめておきたいところです。

3. 前日に見直さない
計画を立てたのが1か月前なら、その後に臨時休業や特別営業の告知が出ているかもしれません。前日の夜に、公式サイトのお知らせと公式SNSだけでも見直しましょう。

4. 予約はいらないと思い込む
AIのプランには、予約が必要かどうかが書かれていないことがよくあります。年末年始は普段予約がいらないお店でも混み合うので、気になる場所は公式サイトで予約の要否を確認してください。

よくある質問

ChatGPTの旅行プランの営業時間はどれくらい正確?

今のChatGPTの正確さを示す公式な数字はありません。2024年春にnorth9(旧SEO Travel)が公表した調査では、ChatGPTに作らせた旅程の52%に営業時間外の訪問が含まれていましたが、使ったバージョンは書かれておらず、今の性能とは違う可能性があります。営業時間は必ず公式サイトで確かめてください。

無料版のChatGPTでもウェブ検索で調べてくれる?

OpenAIのヘルプによると、ウェブ検索は無料版を含む各プランで使えます(2026年10月時点)。ただしプランごとの利用上限があり、検索結果や引用が古かったり誤っていたりすることもあると注意されています。

Googleマップの営業時間は信じていい?

目安として役立ちますが、Googleマップは利用者が営業時間などの修正を提案できる仕組みです。お店自身の情報とは限らないため、公式サイトと食い違うときは公式サイトを優先してください。

年末年始の営業時間はどこで確かめればいい?

公式サイトのお知らせ欄、公式SNS、電話の順に確かめるのがおすすめです。年末年始の特別営業は直前に告知されることもあるため、旅行の前日にもう一度見直してください。

AIが勧めたお店が見つからないときは?

閉店・移転している可能性や、AIが実在しない店を答えている可能性があります。公式サイトやお知らせ欄を確かめ、見つからなければ候補から外して、あらかじめ用意した第2候補に切り替えてください。

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旅行中は、公式サイトのお知らせや地図アプリを何度も開くので、スマホの電池が思った以上に減ります。小さめのモバイルバッテリーが1つあると、確認のために画面を開くたびに残りの電池を気にしなくて済みます。

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まとめ

ChatGPTの旅行プランで営業時間が間違いになるのは、AIが古い情報や公式ではない情報をもとに答えたり、直前に決まる臨時休業・年末年始の特別営業を拾えなかったりするからです。検索機能が使える今でも、OpenAIのヘルプ自身が「検索結果は古いことがある」と注意しています。

だからこそ、AIのプランは「下書きのしおり」。各スポットに次の3つのハンコを押してから清書しましょう。

  • ハンコ① そのお店・施設はまだある?
  • ハンコ② その日・その時間に開いている?(定休日・最終入場・ラストオーダー)
  • ハンコ③ 年末年始・連休は特別営業になっていない?

候補出しと表づくりはAIに任せ、確かめる欄だけを自分で埋める。この分担なら、下調べの時間がなくても、家族旅行で「着いたら閉まっていた」をぐっと減らせます。

数字の根拠

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