灯油を買いに行く前に、今年はエアコンとどっちで暖めようか迷っていませんか?灯油ファンヒーターとエアコンどっちが安いかを、1時間の費用の式で答えます。

結論です。同じ1kWの暖かさを1時間出す費用は、エアコン約6.6円、石油ファンヒーター約14.9円が目安。メーカーの仕様表と灯油・電気の単価で計算すると、エアコンなら半分以下で済みます。

外が2℃の日でもエアコンは約11.5円で、差は縮みますが逆転しない計算です。ただ、帰ってすぐ部屋を暖めたいときは、ファンヒーターにも出番があります。

灯油は、資源エネルギー庁「石油製品価格調査」の全国平均(店頭・18L 2,580円、2026年10月26日時点)で計算しました。

機種は例として、ダイニチ工業のFW-3226NEと日立のRAS-DR2225Sを使っています。自分の機種の数字に入れ替えれば、同じ式で出せます(確認日:2026年10月29日)。

灯油ファンヒーターとエアコンどっちが安い?

灯油ファンヒーターとエアコンのどっちが安いかは、次の2本の式で出せます。むずかしい計算はなく、仕様表の数字と単価をかけて足すだけです。

エアコンの1時間の費用
消費電力(kW)×電気の単価(円/kWh)

石油ファンヒーターの1時間の費用
燃料消費量(L/時)×灯油1Lの値段
+消費電力(kW)×電気の単価(円/kWh)

この記事の数字は、どれも次の前提で出した目安です。

  • 1時間ずっと同じ強さで動いた場合
  • 電気は1kWhあたり31円、灯油は1Lあたり143.3円
  • 1時間の費用は小数第2位を四捨五入、1ヶ月は円未満を切り捨て

公式の数字を入れると、答えは「同じ暖かさあたりならエアコンが安い」になります。外が寒い日は差が縮みますが、外気温2℃の数字でもエアコンのほうが安く出ました。

エアコンをつけても部屋が暖まらず、灯油に切り替えようか考えている人は、先に暖房が効かない原因を確かめてください。故障ではなく、設定や室外機の霜が原因のこともあります。

エアコンの暖房が効かない、冷房は効くのに?|原因6つと何分待つか

式に入れる数字と、その出どころ

式に入れる数字は5つです。どれも公的な調査か、メーカーの公式の仕様表から写しました。

数字値出どころ
電気の単価31円/kWh家電公取協
灯油の値段18L 2,580円資源エネルギー庁
エアコンの電力470W(定格)日立の仕様表
灯油の消費量0.311L/時ダイニチの仕様表
ファンヒーターの電力98W(大火力)ダイニチの仕様表

家電公取協は、全国家庭電気製品公正取引協議会のことです。それぞれの数字の中身を、順に見ていきます。

灯油は18Lの値段を1Lに直す

資源エネルギー庁「石油製品価格調査」は、2026年10月28日に結果を公表しました。10月26日時点の灯油の店頭価格の全国平均は、18Lで2,580円。給油所の店頭で売られている灯油の平均です。

前の週の2,573円より7円高く、5週続けての値上がりと書かれています。

式で使うのは1Lの値段なので、18で割ります。2,580÷18で1Lあたり143.3円となり、公表資料にも同じ143.3円が載っています。

灯油の値段は、地域や店、時期で変わります。自分が買う店の値段で計算したいときは、次の順番で式に入れてください。

  • 買う店の18Lの値段を見る(例:2,700円)
  • 18で割って1Lの値段にする(例:150円)
  • 式の「灯油1Lの値段」に入れる

31円は電気代の目安単価

電気の31円は、全国家庭電気製品公正取引協議会が決めている「目安単価」です。家電のカタログで電気代を書くときに使われる数字で、同会の「よくある質問」Q7に次のようにあります。

なお、現在の目安単価は、令和4年7月22日に改定された31円/kWh(税込)です。

本当の単価は、契約している電力会社やプランで違います。自分の料金表にある1kWhあたりの単価がわかれば、31円の代わりにその数字を入れてかまいません。

機器の数字は仕様表から

機器の側で使う数字は、仕様表の3つの欄に載っています。

  • 燃料消費量:1時間に燃やす灯油の量(L/h)
  • 消費電力:1時間あたりに使う電気(W)
  • 暖房出力(エアコンは暖房能力):出せる暖かさ(kW)

今回の例は、ダイニチ工業「NE TYPE【2026年モデル】」の仕様表と、日立「ルームエアコン Dシリーズ」の仕様一覧表です。どちらが良い製品か、という比べ方はしていません。

請求書の上に置かれた電卓と、スプーンにのせた硬貨とじゃがいもが釣り合っている様子
YU人
YU人
灯油のほうが電気より安いイメージがある。ファンヒーターは灯油代だけ見ておけばいいよね。
とりじん
とりじん
ファンヒーターも送風に電気を使うよ。灯油代に電気代を足すのが、この式のポイントなんだ。

石油ファンヒーターの電気代は1時間約3円

石油ファンヒーターは灯油を燃やして暖めますが、送風や運転の制御に電気も使います。ダイニチのFW-3226NEの仕様表では、消費電力は次のとおりです。

  • 大火力のとき:98W
  • 小火力のとき:52W
  • 点火のときの最大:370W
  • 待機のとき:1.0W

石油ファンヒーターの電気代を1時間で出すと、大火力は0.098kW×31円で約3.0円。小火力は0.052kW×31円で約1.6円です。

点火時の370Wは、火をつけるときだけの最大の値。ずっと続く数字ではないので、この記事では1時間の計算に入れていません。この機種の着火時間は、保温なしで35秒と仕様表にあります。

待機の1.0Wは、コンセントにつないだまま1日たっても、0.001kW×24時間×31円で約0.7円です。

大火力の1時間の費用は、灯油代と電気代の合計で出します。

  • 灯油代:0.311L×143.3円=約44.6円
  • 電気代:約3.0円
  • 合計:約47.6円(暖房出力3.2kW)

灯油代だけを見ると、1時間で約3円ぶん安く見積もってしまいます。比べるときは、電気代も足して計算しましょう。

エアコンは定格で1時間約14.6円

エアコンの例は、日立のRAS-DR2225Sです。日立の仕様一覧表では、暖房能力は定格2.2kW、そのときの消費電力は470W。同じ表の期間消費電力量の注記では、このクラスは6畳の部屋で試算されています。

1時間の費用は、0.47kW×31円で約14.6円。これで2.2kWの暖かさを出す計算です。

「定格」は、決まった規格(JIS C 9612)の条件で測った基準の値です。実際のエアコンは、ずっと同じ力で動くわけではありません。日立のよくある質問にも、設定温度に達すると室外機のファンが一時止まる、とあります。

仕様表には、その幅も( )で書かれています。暖房能力は0.2〜3.9kW、消費電力は160〜1,175W。電気代にすると、1時間約5.0円から約36.4円の幅で動くことになります。

ただし、最小の電力で最小の能力が出る、という対応までは書かれていません。そのため、1kWあたりの費用は、能力と電力の組み合わせが表に載っている「定格」と「外気温2℃時」だけで出しています。

灰色の背景に写る、白い壁かけ型のエアコンの室内機
YU人
YU人
ファンヒーターのほうが強く暖めてくれるのに、1時間の金額だけで比べていいのかな。
とりじん
とりじん
出せる暖かさが機種で違うから、1kWあたりにそろえて比べるよ。そうすれば公平だね。

条件別の結論表:1時間と1kWあたり

例のエアコンは2.2kW、ファンヒーターは3.2kWの暖かさを出します。出す熱の量が違うので、1時間の金額をそのまま並べると、大きい機種ほど損に見えてしまいます。

そこで、1時間の費用を暖房能力(出力)で割り、「1kWの暖かさを1時間出す費用」にそろえました。

機器と運転1時間の費用1kWあたり
エアコン 定格約14.6円約6.6円
エアコン 外2℃約32.2円約11.5円
灯油3.2kW 大火力約47.6円約14.9円
灯油2.5kW 大火力約37.4円約14.9円
灯油3.2kW 小火力約11.9円約16.1円

「灯油」は石油ファンヒーターのことです。部屋の広さの目安は、ダイニチの仕様表どおりに書くと次のとおりです。

  • 3.2kW(FW-3226NE):木造9畳・コンクリート12畳まで
  • 2.5kW(FW-2526NE):木造7畳・コンクリート9畳まで

2.5kWの大火力は、灯油0.243L×143.3円=約34.8円に、電気82W分の約2.5円を足しました。下のグラフは、表の右の列だけを並べたものです。

1kWの暖かさを1時間出す費用(目安)エアコン 定格6.6円エアコン 外2℃11.5円灯油3.2kW 大火力14.9円灯油2.5kW 大火力14.9円灯油3.2kW 小火力16.1円
出典:日立「仕様:ルームエアコン Dシリーズ」(RAS-DR2225S)、ダイニチ工業「NE TYPE【2026年モデル】」仕様表、全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」Q7(電気31円/kWh)、資源エネルギー庁「石油製品価格調査」(灯油店頭18L 2,580円=1L 143.3円、2026年10月26日時点)。いずれも2026年10月29日確認。1時間の費用(灯油代+電気代)を暖房能力・出力で割り、小数第2位を四捨五入。「灯油」は石油ファンヒーター。

グラフの数字は、日立とダイニチの仕様表、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価、資源エネルギー庁の灯油価格から計算しました。外が2℃の日のエアコンでも、ファンヒーターの大火力より約2割安い計算です。

小火力が安く見える理由

結論表を1時間の列だけで見ると、ファンヒーターの小火力は約11.9円。エアコンの定格の約14.6円より安く見えますよね。

ところが、小火力で出せる暖かさは0.74kWで、エアコンの2.2kWの約3分の1です。1kWあたりにすると約16.1円になり、大火力の約14.9円より割高になります。

割高になる原因は電気代です。灯油代だけを1kWあたりにすると、大火力も小火力もほぼ同じ約13.9円。ここに電気代が乗ります。

  • 大火力:電気約3.0円÷3.2kW=1kWあたり約0.9円
  • 小火力:電気約1.6円÷0.74kW=1kWあたり約2.2円

小火力は、電気代そのものは小さくても、出せる暖かさがもっと小さいため、1kWあたりの電気代が倍以上にふくらみます。だから、1時間の金額だけで比べると判断を誤ります。

エアコンが少ない電気で暖まる理由

日立の解説ページ「エアコンが空気を冷やしたり暖めたりするヒミツ」によると、エアコンは暖かい空気をつくっているわけではありません。外の空気の熱を集めて、部屋の中へ運んでいます。

熱を運ぶのは、室内機と室外機をつなぐ配管の中を回る「冷媒」です。日立の説明では、暖房のときは外の熱を部屋に送ります。電気は、熱をつくるためではなく、熱を運ぶために使われています。

だから、使った電気より多くの暖かさが出せます。例のエアコンの定格では、470Wの電気で2.2kWの暖かさ。2.2÷0.47で、使った電気の約4.7倍です。

一方、石油ファンヒーターは灯油を燃やした熱で暖めます。例の機種では、1時間0.311Lの灯油で3.2kW。灯油の値段がそのまま暖かさの値段になるので、1kWあたりの差が開きます。

YU人
YU人
外が0℃の朝でも、エアコンのほうが安いままなの?寒い日はファンヒーターのほうが得な気がする。
とりじん
とりじん
日立の仕様表には外が2℃のときの数字もあるから、そこまでは計算できるよ。それより寒い日の数字は載っていないんだ。

外が寒い日に差が縮む理由

エアコンは外の熱を部屋に運んで暖めます。日立の仕様一覧表には、外気温2℃のときの数字も載っています。

  • 暖房能力:2.8kW
  • 消費電力:1,040W

2.8÷1.04で、使った電気の約2.7倍。定格の約4.7倍から下がり、同じ暖かさに要る電気が増えます。1時間の費用は1.04kW×31円で約32.2円、1kWあたりでは約11.5円です。

それでも、ファンヒーターの大火力の約14.9円より安い計算でした。式を逆に解くと、エアコンの暖かさが使った電気の約2.1倍まで下がったとき、1kWあたりで並びます。

外が2℃より寒い日の数字は、この仕様表にありません。そのため、何℃で並ぶかまでは計算していません。

もう1つ、霜取り運転があります。日立のよくある質問によると、暖房中は室外機に霜が付くと暖房の力が落ちるため、霜取りをしています。終わるまでの時間は5〜10分間(最大で約22分間)です。

霜取りの間は、室外機が止まることがあります。この記事の1時間の計算には、霜取りの時間は入れていません。

暖房中に止まったのが霜取りなのか、故障なのかを見分けたい人は、エアコンの暖房が効かないときの確かめ方をまとめた記事が役に立ちます。

エアコンの暖房が効かない、冷房は効くのに?|原因6つと何分待つか

れんがの壁に並んで取り付けられた、エアコンの室外機3台(白黒写真)

逆転する灯油の値段は1L約58円

灯油がいくらまで下がれば、ファンヒーターのほうが安くなるのか。結論表の式を逆に解くと、境目の値段が出ます。

エアコンの定格の1kWあたり約6.6円に、ファンヒーター大火力の1kWあたりがちょうど並ぶ灯油の値段を求めます。

(1kWあたり約6.62円×3.2kW−電気代約3.04円)÷0.311L
=1Lあたり約58円(18L約1,050円)

2026年10月26日時点の全国平均は18L 2,580円で、境目の約2.5倍です。外気温2℃のときの約11.5円で同じ計算をすると、境目は1L約109円(18L約1,960円)。こちらも、今の全国平均より下です。

電気の側で考えると、単価が1kWhあたり約76円になったときに並びます。ファンヒーターの電気代も、同じ単価で計算しました。

どれも計算上の境目です。灯油や電気の値段がこれからどう動くか、という予想ではありません。

1ヶ月の費用は8時間×30日で出す

1ヶ月の費用は、1時間の費用×1日に使う時間×日数で出せます。ここでは1日8時間を30日、合わせて240時間で計算しました。

運転1ヶ月の費用灯油の量
エアコン 定格約3,496円なし
エアコン 外2℃約7,737円なし
灯油3.2kW 大火力約11,425円約74.6L
灯油3.2kW 小火力約2,863円約17.3L

1時間の費用は、四捨五入する前の値に240をかけ、円未満を切り捨てました。大火力の約74.6Lは、18Lのポリタンクで4つ分を少し超える量です。

表の金額は、ずっと同じ強さで動き続けたと考えた場合です。実際の費用は、使い方しだいで上下します。

たとえばダイニチのNE TYPEには、室温に合わせて燃やす量を自動で変える「ecoおまかせモード」があります。エアコンも、設定温度に届くと室外機のファンが一時止まります。

灯油18Lで何時間使えるかは、18÷燃料消費量で求められます。例の3.2kWの機種なら、大火力で約58時間、小火力で約250時間です。ダイニチの仕様表でも、5.0Lのタンク1つで16.1〜69.4時間燃え続けるとされています。

エアコンの電気代は、使った量の料金に加えて、契約で決まる基本料金もかかります。冬の電気代を基本料金の側から下げたい人は、契約アンペアの見直しも見てみてください。

【原因は基本料金】契約アンペアを下げれば冬の電気代はちゃんと下がる

エアコンとファンヒーター できる・できない

費用以外の違いも、公式の資料で確かめられたものだけ表にしました。

ことエアコン石油ファンヒーター
1kWあたりの費用約6.6円(定格)約14.9円(大火力)
暖まり始め温風まで時間がかかる着火35秒(保温なし)
冷房できるできない
電気(コンセント)要る要る
給油要らない要る(タンク5.0L)

「温風まで時間がかかる」は、ダイニチの解説ページ「省エネしながらお部屋を効率的に暖めるコツ」の説明です。着火35秒とタンク5.0Lは、FW-3226NEの仕様表の値です。

どちらの機種も、電源は単相100Vと仕様表にあります。灯油で暖める石油ファンヒーターも、コンセントにつないで使う機器です。

ファンヒーターとエアコン併用の節約は足し算

ダイニチの解説ページでは、部屋の温度を「上げる」のは石油ファンヒーター、その後「キープする」のはエアコン、という使い分けをすすめています。エアコンは立ち上げ時に温風が出るまで時間がかかる、という理由です。

ファンヒーターとエアコンを併用したときの費用は、それぞれの「1時間の費用×使った時間」を足すだけです。3時間使う例で比べました。

  • 最初の30分だけファンヒーター大火力、残り2.5時間はエアコン定格:約23.8円+約36.4円=約60.2円
  • 3時間ずっとファンヒーター大火力:約142.8円
  • 3時間ずっとエアコン定格:約43.7円

併用は、ずっとファンヒーターより安く、ずっとエアコンより高くなります。差の約16.5円は、すぐ暖まる心地よさに払う代金、と考えてみてください。

なお、暖め始めのエアコンは、仕様表の幅のとおり最大1,175Wまで電気を使うことがあります。上の計算は、定格のまま動いた場合の目安です。

YU人
YU人
灯油代がもったいないから、窓は閉め切ったまま使いたいな。暖かい空気を逃がしたくないし。
とりじん
とりじん
メーカーは、使っている間の換気を呼びかけているよ。安さより先に、ここは確かめておこう。

ファンヒーターは換気と一酸化炭素に注意

ダイニチの解説ページ「『石油ファンヒーター』の使い方」では、安全に使うための注意として換気をあげています。

使い続けると部屋の酸素が減り、不完全燃焼を起こして一酸化炭素が出る危険がある、という説明です。一酸化炭素は吐き気やめまいなどの中毒症状を起こすことがあるとして、1時間に1〜2回程度の換気を呼びかけています。

同じページでは、窓やドアをほんの少し開けたまま運転するのも効果的、とされています。部屋が少し冷えても、壁や床が暖まっていれば温度はすぐ戻る、という説明です。

給油についての注意もあります。

  • 燃料は必ず灯油を使う(ガソリン・軽油・混合油は使わない)
  • 給油のときは必ず火を消す(古い機種は、給油時に自動で消える装置がない場合がある)
  • タンクのフタの閉め忘れや、ゆるみを確かめる

エアコンより割高な分、閉め切って長く使いたくなりますが、換気の時間は節約しないでください。

木の枠の窓が少し開いていて、外の木と青空が見える様子

場面別:結局どっちを使うか

ここまでの計算を、使う場面ごとにまとめました。

こんなとき向いている理由
長く暖めて費用を抑えたいエアコン1kW約6.6円
帰ってすぐ暖めたい最初だけ灯油着火35秒
外が2℃くらいの朝エアコン1kW約11.5円
2℃よりずっと寒い日両方が候補仕様表に数字なし
冷房もほしい・買い替えエアコン冷房もできる

「灯油」は石油ファンヒーター、着火35秒は例の機種の保温なしの値です。迷ったら、自分の機種の仕様表と、買う店の灯油の値段を式に入れてみてください。1kWあたりで比べれば、自分の家の答えが出ます。

よくある質問

石油ファンヒーターの電気代は1時間いくらですか?

例の機種(ダイニチFW-3226NE)では、大火力98Wで約3.0円、小火力52Wで約1.6円が目安です。電気の目安単価31円/kWhで計算しました。灯油代は別にかかり、大火力では1時間約44.6円です。

灯油18Lで何時間使えますか?

18Lを燃料消費量で割ると出せます。例の3.2kWの機種なら、大火力(1時間0.311L)で約58時間、小火力(1時間0.072L)で約250時間が目安です。ずっと同じ火力で燃えた場合の計算です。

灯油が値下がりしたらファンヒーターのほうが安くなりますか?

例の機種どうしでは、灯油1Lが約58円(18L約1,050円)を下回るまで、同じ暖かさあたりはエアコンのほうが安い計算です。2026年10月26日時点の全国平均は18L 2,580円で、境目の約2.5倍です。

エアコンとファンヒーターを併用すると高くなりますか?

費用はそれぞれの1時間の費用×使った時間の足し算です。最初の30分だけファンヒーター、残り2.5時間をエアコンにすると約60.2円。3時間ずっとファンヒーターの約142.8円より安く、ずっとエアコンの約43.7円より高くなります。

自分の機種で計算するにはどうすればいいですか?

仕様表の燃料消費量・消費電力・暖房出力(エアコンは暖房能力)を式に入れます。灯油は買う店の18Lの値段を18で割って1Lにします。1時間の費用を暖房出力で割れば、機種どうしを1kWあたりで比べられます。

まとめ

  • 費用の式は、エアコン=消費電力×電気の単価、石油ファンヒーター=燃料消費量×灯油1Lの値段+消費電力×電気の単価
  • 機種で出せる暖かさが違うので、1kWあたりで比べる。例の機種ではエアコン約6.6円、ファンヒーター大火力約14.9円(目安)
  • 外が2℃の日はエアコンが約11.5円まで上がって差が縮むが、それでもエアコンのほうが安い計算
  • 逆転する灯油の値段は1L約58円(18L約1,050円)。2026年10月26日時点の全国平均18L 2,580円とは大きく離れている

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数字の根拠

計算式:エアコン=消費電力(kW)×31円。石油ファンヒーター=燃料消費量(L/h)×143.3円+消費電力(kW)×31円。

1kWあたり=1時間の費用÷暖房能力(出力)。1ヶ月=1時間の費用×240時間(円未満切り捨て)。

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